BUDOツーリズムとは

東京でグルメを楽しみ、京都で日本文化に触れ、箱根の温泉を満喫したら、次はもっともっとディープな日本を是非ご覧ください。
日本の魅力のひとつは「時代をこえて受け継がれる伝統文化」です。

世界最古のオーケストラと呼ばれる雅楽は、1200年前に中国から日本に伝来し、楽器も奏法も当時の姿のまま現在まで継承されています。宮大工と呼ばれる神社仏閣の木組み技術も1300 年の歳月を経て、今も脈々と受け継がれています。
それらが現在を生きる私達に伝えてくれることは、時代が変わっても変わらない「大切なこと(本質)」ではないでしょうか。

BUDOツーリズムでは、岡山を代表する特産品であるブドウと、日本の「武道」にまつわる伝統文化や伝統工芸に触れて頂きます。

日本は古来より山岳信仰が盛んで、伝統文化、伝統工芸にも随所に自然を楽しみ、敬い、共存する姿勢が息づいています。

この旅の中での現役職人との交流や、様々な体験を通して、それぞれの発見があることを願っております。

BUDOツーリズムの選べるコンテンツ

BUDOツーリズムでは、コンテンツを自由に選択頂けます。

備前長船刀剣博物館・日本一の日本刀産地で刀匠体験

サムライの命とも言える、日本刀。
戦国の時代には実践に即した強度や形状が追求され、近代では美術品としての美しさが求められ、目的は違えど、いつの時代も人々を魅了してきました。
その原料となる「玉鋼(たまはがね)」が多く採集されたことから、備前長船は日本刀の一大産地となりました。国宝に認定されている日本刀111口のうち、47口がここ備前長船で生産されたことからも、質・量ともに日本一の産地であり、世界中の日本刀ファンに注目されているエリアです。

現在も現役の職人たちが備前長船刀剣博物館に隣接する鍛刀場、工房で刀づくりを行っており、作業を間近で見学しながら、コミュニケーションすることもできます。

希望者には、職人の直接指導のもと、玉鋼を原料としたペーパーナイフ作りを行う創作体験や、古式鍛錬(日本刀の強度を上げる為、熱した玉鋼を何度も叩き上げること。刀作りの中で最も重要で最も見応えのある行程)の特別見学のプランをご用意しています。(所要時間:約1~2時間(創作体験除く))

日本遺産・旧閑谷学校で江戸時代の学生体験

旧閑谷学校は今からおよそ350年前、江戸時代前期に建てられた、岡山藩直営の学校で、世界最古の庶民のための公立学校と言われています。
岡山藩主・池田光政は「国づくりは人づくりから」という理念のもと、質の高い教育を、武士・庶民に関わらず与え「地域のリーダー」となりうる人材を育てる場として閑谷学校を創設しました。

当時、閑谷学校で教わっていたことは儒教が中心で、人の本質からリーダーとしてのあり方まで幅広く学習していました。身分制度が厳しい時代に、武士、商人、農民が机を並べて勉強をしていた大変貴重な場所です。また、講堂は1701年に建てられたものが現存しており、国宝に指定されています。

希望者には、旧閑谷学校の講堂で当時の学生たちが学んだように、論語の講堂学習を体験することもできます。(所要時間:約1~1.5時間)

備前焼のまち「伊部」で陶芸体験

備前焼は千年の歴史をもつ陶器で、日本六古窯(※)にも数えられています。備前市の伊部という町で生産が盛んなことから、伊部焼とも呼ばれています。

※日本六古窯…古来の陶磁器窯のうち、中世から現在まで生産が続く代表的な6つの窯の総称。

備前焼の特長は、表面にコーティングを施さない土の色と質感を生かした素朴な見た目と、割れにくく頑丈な点です。また、表面に凹凸があることで、実用面でも注いだ水や飲み物をまろやかにしたり、花瓶にすると生花が長く持つといった効果もあります。

備前焼に使われる土は地元で採取される粘土等をブレンドしたものです。この土のブレンド方法と焼き方の違いで作家の個性を出しています。

備前焼が世の中に知れ渡るキッカケをつくったのは、茶人・千利休(1522-1591)の存在でした。千利休は、日本人が大切にしてきた「侘び寂びの心」というものを茶道に体現した「侘茶(わびちゃ)」を確立し、現在の茶道のベースを築いた人物です。侘茶のコンセプトは素朴な備前焼にマッチし、全国の戦国武将達からも大変愛されました。特に、大阪城を築いた豊臣秀吉は備前焼の大ファンで、自身の棺を備前焼で作らせたと言われています。

希望者には、備前焼作家の指導のもとで、粘土を形成してカップや皿をつくる陶芸体験を行っていただけます。(所要時間:約1~2時間)
また、備前焼の器を使ったお茶席のご用意も可能です。

ぶどう農園で農業・収穫体験

ぶどう栽培と言えば、ワイン作りが盛んなフランス、イタリア、スペイン、アメリカというイメージがあると思いますが、実は日本でもぶどう作りが盛んに行われています。特に岡山は、糖度が高く、形の整った高級ぶどうを国内外に出荷している、ぶどうの名産地です。

人気が高いのは、シャイン・マスカットという品種です。大粒で甘く酸味の少ない品種で、種がなく皮ごと食べられるのが特長です。
自分用に購入することもありますが、見た目も味も良い高品質のぶどうは、大切な方へのギフトやお土産として感謝の気持ちとともに贈ることが多いです。

希望者には、ぶどう農園で岡山流のぶどう栽培の一部を体験したり、時期によっては収穫体験を行って頂くこともできます。(所要時間:約1時間)

ワイナリーでテイスティング

岡山で栽培されたぶどうを使ったワイン作りが近年注目されています。
以前は岡山県産のマスカット・オブ・アレキサンドリアを使った、ジュースに近い甘いワインが多かったのですが、最近は本格的なワイン作りも盛んになっています。成長過程にある岡山ワインを楽しめるワイナリーで見学とテイスティングをお楽しみください。(所要時間:約1時間)

※2022年11月現在、新型コロナウイルス感染症蔓延防止のため、一部のワイナリーでは施設見学および試飲サービスを中止させて頂いております。

BUDOツーリズムの特長

BUDOツーリズムには以下のような特長があります。

貸切タクシーでスムーズ移動

旅先で行きたいところは沢山あるのに、時間が足らずに諦めてしまったり、駆け足で観光してしまったことはないでしょうか。日本は比較的交通網は発達していますが、地方に行くとアクセスが不便な場所がまだまだたくさんあります。

そこで、BUDOツーリズムでは岡山での滞在時間を最大限楽しんで頂くため、待ち時間がなくスムーズな移動が可能な貸切タクシーをご用意いたします。タクシーの車窓から見える景色や、地元ドライバーとのコミュニケーションもまるごと楽しんで頂けることと思います。

通訳ガイドがご案内する安心な旅

BUDOツーリズムでは担当の通訳ガイド(通訳案内士)が集合場所から解散場所までご案内いたします。各施設の専門ガイドの解説を分かりやすく通訳するだけでなく、旅の途中での質問やお困り事などもお聞きします。通訳ガイドを通して、地元の人達や現役の職人たちとの交流も楽しんでください。

対応可能な言語:英語

専門ガイドの解説で知的好奇心を満たす旅

BUDOツーリズムでは、各施設での専門ガイドによる解説をご用意しております。ただ見て体験をして頂くだけでなく、それぞれの伝統工芸の見学ポイントや歴史的背景などを知った上で観光して頂くことで、知的好奇心が満たされることと思います。

関連するSDGs

この商品は下記のSDGsに対応しています。

SDGs9 産業と技術革新の基盤を作ろう
SDGs15 陸の豊かさも守ろう
SDGs17パートナーシップで目標を達成しよう

BUDOツーリズムをより楽しむための追加オプション(別途申込)

着物で散策

伊部のノスタルジックな町並みや、閑谷学校の江戸時代の風情を残した建築は、和装にとてもよく似合います。ぜひ着物で散策してみてはいかがでしょうか。

申込から当日までの流れ

お申し込み

  • 参加を希望される方は、下記フォームよりお問い合わせください。

ヒアリング

  • 日程のご希望、参加人数
  • BUDOツーリズムを組み込んだご旅行プランのご要望(宿泊・観光・集合場所・時間など)
  • 特別な配慮の有無(アレルギー情報など)
  • その他のご希望をお聞きします。

プランニング(企画提案)・ご契約

  • ご提案させて頂いたプランをご確認いただきます。内容の変更などがございましたらこのタイミングでお聞かせください。
  • プランおよび金額確定後に入金確認ができたらご契約となります。

ツアー当日

  • 集合時間や待ち合わせ場所、緊急連絡先などを事前にお伝えさせていただきますので、ご確認をお願いいたします。

サービスに関するQ&A

キャンセル規定はありますか?
ご入金後のキャンセルにつきましては、キャンセル料が発生する場合がございます。詳しくは弊社旅行業約款をご参照ください。
言語対応はどこまで可能ですか?
英語に対応しております。その他の言語につきましては、ご相談ください。
BUDOツーリズムの所要時間はどれくらいですか?
BUDOツーリズムはお客様のご要望にあわせて組み合わせる、オーダーメイドツアーの為、所要時間はお客様のご希望で決定します。1箇所の訪問からご案内可能です。目安としては、4時間だと見学1~2箇所+体験1件、8時間だと見学2~3箇所+体験1~2件+食事となります。
伝統工芸品の購入は可能ですか?
可能です。商品によっては自国への持ち込みが禁止されているものもありますので、事前にご確認の上購入ください。