農業体験には、「楽しみ」「達成感」「リラックス」「リフレッシュ」「発見」「ワクワク」「美味しい」という魅力があると思っています。
「農業って、実際どんなもの?」「都会を離れて、自然の中でリラックスしたい」と考えている方へ、岡山で気軽に楽しめる農業体験をご案内いたします。
農業体験の魅力1:非日常体験により、ココロとカラダをリフレッシュ
昨秋、十数年ぶりに家業の米収穫の手伝いをしました。そして私は、これまで気づきもしなかった農業の面白さを体感することになりました。
お米の収穫は1年の中でも最も過ごしやすい10月〜11月頃に行います。
その日は唐箕(とうみ)という道具を使って選別された米を米袋にひたすら詰めて、20kg入ったら封をして農舎に運ぶ、という単純作業を繰り返していました。
作業をしているうちに、不思議と「身体を動かすって楽しいなぁ」という感覚が芽生えはじめました。
そして、作業が終わる頃には、米袋の束が農舎に山積みになっている様子に達成感を感じました。
「これだけのお米を育てるのに、どれだけの労力がかかったのだろう…」と疑問に思い、祖父に尋ねてみました。
祖父は良い米を作るためには、入念な土壌を作り、時期や天候を見て、選んだ苗を植えるタイミングを判断し、毎日様子を見ながらお世話をするのだと教えてくれました。
「そこまでするから、雄町米(※)も育てられるんじゃー」とドヤ顔をしている88歳は、本当に楽しそうに生き生きして見えました。
(※)雄町米…岡山の農家が発見した酒造好適米。日本酒醸造用に用いられており、岡山県産の全国シェアが9割を超えている。丈が高くて風害に弱いなど、栽培に手間がかかるとされている。
農業体験の魅力2:新しい発見とワクワク感
30年程前までは、出荷の際に現在のようなクラフト紙の米袋ではなく、合計60kgにもなる米俵を手作業で作っていたそうです。祖父はその作り方も教えてくれました。
収穫後の藁は、このように米袋として利用したり、翌年の土壌作りに活用したり、大事に保管するそうです。
畑にあるものだけで、土作りから出荷まで賄えてしまう従来の日本の農業こそ、まさにSDGs(※)だと思いませんか?
新しい発見に終始ワクワクしていました。
(※)SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、2030年までに達成するために掲げた目標であります。
当プログラムは、「15. 陸の豊かさも守ろう」に貢献しております。
農作業の後、雄町米が原料の地酒を頂きました。
いつも以上に美味しく、幸せな気分を味わうことができました。
社会人になり、都会で生活するようになってからは、土さえ見ない日常が当たり前になり、その生活にも慣れてきていました。
たった半日の非日常体験で、ココロもカラダもリフレッシュできます。
ぜひ、皆様も一緒にココロもカラダもリフレッシュしてみませんか?
農作業が健康に良いことが調査結果で報告されています
農作業は、これまでも高齢者の身体機能低下の軽減効果、生活習慣病の発生予防、心身状況の安定など心身の健康の維持・増進に効果があると言われてきました。
近年、その調査結果が報告されるようになりました。
農林水産省の調査によると、農業従事者ではない者が趣味として農作業を行うことで、農作業を行っていない者と比較して、幸福度や生きがいを感じる傾向が高い、運動習慣や身体活動が多い、野菜摂取量が多いなど、と報告されております。
平成24年度農林水産省委託調査『農作業と健康についてのエビデンス把握手法等調査報告書』より引用
また医療現場や福祉施設でも農業体験を取り入れているところも出てきています。
セミオーダーメイドの農業体験プログラムをご用意しました
一人でも多くの方に農業体験を通して、楽しみながら健康を手に入れていただきたい。
皆さまのココロとカラダの健康に、少しでもお役に立てていただきたい。
そんな思いから、ITプラン・ツーリズム・センターでは、“ちょうどええ” 農業体験を考えました。
○○狩りだけでは味わえないような、作物が育つ過程を見たり、お世話をしたり、農家の方との交流を通して、ワクワクする瞬間を体験していただきます。
皆様方の旅行プランに、“ちょうどええ”ように組み込んでいただくため、
- ショートコース(約2時間)
- スタンダードコース(約4時間)
- ロングコース(約5〜7時間)
の3コースをご用意させて頂きました。
1年を通して果物・野菜狩り、農園見学・解説、作物のお世話、収穫等をぜひご体験ください。
※体験プログラムの内容や収穫できる作物は、季節によって変動いたします。ご興味のある作物、季節にぜひお申し込みください。
農業体験の風景
年間収穫スケジュール
ITプラン・ツーリズム・センターでは、1年中通して、農業体験が提供可能なように連携体制を取っております。お気軽にご相談ください。
- いちご
- さくらんぼ
- 桃
- ブルーベリー
- ぶどう
- くり
- 柿
- オリーブ
- みかん
- いちご
- さくらんぼ
- とうもろこし
- さつまいも
- しいたけ
楽しく、美味しく、健康も手に入る農業体験を
ITプラン・ツーリズム・センターが提供する「“ちょうどええ”おかやま農業体験」プログラムは、ココロとカラダの健康の維持・増進を目的に、農園経営者とITプラン・ツーリズム・センターが共同企画した、気軽に楽しめるアクティビティです。
フルーツ王国と呼ばれる岡山には、その他にもたくさんの新鮮な野菜や山の幸があります。
そんな岡山で、楽しく、美味しく、健康も手に入る農業体験をしてみませんか?