七福神めぐり・倉敷朝原山安養寺

開運必勝・毘沙門天が鎮座する古刹

安養寺の歴史は古く、延暦元年(782年)開山と伝えられています。安養寺のある備中福山はかつて「朝原千坊」と呼ばれ、仏教施設が立ち並ぶ宗教都市でした。その中核にあったのが安養寺です。

また、安養寺は徐福伝説(徐福:秦の始皇帝の命により不老不死の仙薬を求めて各国を旅した仙人)の寺といわれ、その縁で毘沙門天を祀っています。

幸福をもたらす七福神を参拝できる「七福神めぐり」

安養寺には平安時代につくられた兜跋毘沙門天王立像(旧国宝・国指定重要文化財)をはじめ、40体もの毘沙門天像が保管されています。

また、毘沙門天だけでなく七福神全てが鎮座しており、1か所で7人の神さまを同時に参拝することができる、隠れたパワースポットでもあります。

安養寺での七福神めぐりは、九星気学をもとに自身の生まれ年の運勢を司る神さまを見つけるところからスタートします。その神さまから順に参拝することで、よりご利益が大きくなると言われています。

  • 福徳円満の神「恵比須天」…一白水星、六白金星、八白土星
  • 福寿無量の神「大黒天」…二黒土星
  • 勝負必勝の神「毘沙門天」…三碧木星
  • 智得円満の神「福禄寿」…四緑木星
  • 財徳円満の神「寿老人」…五黄土星
  • 智芸上達の神「弁財天」…七赤金星
  • 人徳和合の神「布袋尊」…九紫火星

豊かな自然と伽藍が織りなす風光明媚な景観

安養寺は山々に囲まれた見晴らしの良い場所にあり、野鳥の声や四季を楽しむことができます。安養寺は「花の寺」とも呼ばれており、境内には椿やボタンなど1年を通して花を愛でることができ、とくに初夏に咲く2000株の紫陽花の時期は絶景です。

県内外から多くの参拝客がこの景色を目当てに参拝されている、岡山の隠れた名所です。