日本三大権現の1つにも数えられる由緒ある由加神社の本宮
由加山由加神社本宮は2000年以上の歴史を持つ神仏混淆の霊山で、岡山藩城主・池田氏が直々に参拝に訪れたり、歌川広重の浮世絵にも描かれるなど、多くの記録が残っている由緒あるお山です。
また、由加神社本宮は災難除けの神さまである、神直日命(かみなおびのみこと)・大直日命(おおなおびのみこと)を祀っていることから、災難除け祈願として発展し、現在では厄除けの総本山と呼ばれるようになりました。
ユニークな参拝方法でしっかり厄除け!
石橋の”厄”を踏む?避ける?
由加神社本宮ではユニークな厄除け体験ができます。
その1つが、”厄”の文字が散りばめられた石橋です。この”厄”を踏んで払うも良し、”厄”を避けて渡るも良し。それぞれの厄への向き合い方を考えさせられるスポットです。
厄玉を全力で投げて厄払い!
もう1つの厄除け体験が、厄玉の儀です。
“厄”と書かれた陶器の玉を全力で壁に投げつけて割ります。そうすることで、玉に込めた厄が払われます。
一度で割れなくても、何度でも挑戦ができるので、厄除け失敗…ということはありません。
日頃の「うまく行かないな」や「ツイてないな」を思い切り厄玉に込めて投げてみると気分も爽快です。
銭洗い弁財天でご利益を
由加神社本宮本殿の地下200メートルから湧き出る霊水で銭を洗い清めると、福徳利益を授かることができると言われています。銭洗い弁財天をはじめ、七福神が鎮座しているので、厄払いの後にパワーチャージができます。
江戸時代から続く金刀比羅宮両参り
江戸時代、庶民が自由に旅行をすることが禁止されていた時代に唯一許されていたのが寺社参拝の旅でした。中でも伊勢参りと並び人気を博していたのが「こんぴら参り」でした。
「一生に一度はこんぴら参り」と言われ、大変賑わった金刀比羅ですが、更にご利益を求めて行われてきたのが「こんぴら・由加両参り」です。
両参りの風習は現在まで続いており、毎年多くの参拝客が由加神社本宮と金刀比羅宮を訪れています。瀬戸大橋が開通してからは更にアクセスが良くなり、気軽に両参りができるようになりました。
晴れた日には由加神社本宮から、瀬戸内海の向こうに香川県を望むことができます。