温羅伝説に登場する神社

岡山市にある鯉喰神社です。

温羅伝説では、大吉備津彦命が2本同時に矢を放ち、そのうち1本が温羅に命中します。
その時に流れた温羅の血によって、血吸川(ちすいがわ)ができました。

温羅は雉(きじ)に化けて逃げ、大吉備津彦命は鷹となって追いかけます。
すると、温羅は今度は鯉に化けて、血吸川を泳いで逃げます。
大吉備津彦命は鵜(う)になって追いかけ、温羅を捕らえました。
温羅が捕らえられた地が、この鯉喰神社と言われています。

温羅伝説の数々の遺跡を訪ねてみると、私は、吉備、岡山の発展のために活躍した人々の気持ちを無駄にしたくない、という思いを強く感じています。

参考文献:『最新岡山検定公式参考書』

弥生時代の墳丘墓の可能性も

御祭神は「楽々森彦命荒魂」(ささもりひこのみことのあらみたま)。
温羅伝説から、鯉喰明神とも言われています。なんとこの神社の下には弥生時代の墳丘墓があるといいます。
また、同時代の遺跡の中では近くの楯築遺跡に次ぐ大規模といいます。東西約40m、南北約32mの長方形墳墓であり、発掘調査は未実施。

今後、温羅伝説に関わる重要なものが検出されるかもしれません。

神社には竹札が設けられており、ここを訪れる人々の願いが集まっていました。
カラカラと竹札が揺れる音が何とも情緒深い場所でした。