岡山市北区番町にある伊勢神社です。

ご由緒

地元では「伊勢宮(いせのみや)」とも呼ばれています。
10年ほど前に、伊勢神社のご由緒が掲示されましたが、かなり由緒正しいことを物語っています。

御鎮座は「第10代祟神天皇即位54年」つまり紀元前44年。
2000年を超える歴史との言い伝えです。

「天照大御神」と「草薙の剣」が吉備国名方濱宮に4年間御鎮座になりましたのがこの伊勢神社であり、現在の伊勢神宮に御鎮座になる38年前にお祀りされたことになります。

神主さんのお話では、大昔は、備前国府の近くの「岡山市中区竹田」という地区にこの伊勢神社があったそうですが、いつしかに引っ越しして、現在地に引っ越ししてきたとの言い伝えです。

安土桃山時代から江戸時代にかけては、宇喜多氏や池田氏より尊崇され、池田家の祭事一切は伊勢宮社務職の手によって執り行われ現在も続いています。

秋祭り

一時期、子供の数が減っていましたが、今はたくさんの子供が参加していました。
以前は、普通の御神輿に加えて、榊神輿もありました。今は、だんじりだけになってしまいましたが、だんじりを引っ張る子供達の数はかなり多いなと思いました。昔と同じ勢いを感じました。

4体の獅子による獅子舞奉納は初めて見ました。
子供達にも獅子舞のノウハウが承継されていっています。

輪くぐり(茅輪祭)

毎年7月末に「輪くぐり」があります。
子どもの頃から「わくぐり」と呼んでいますが、「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」「茅輪祭」というのが正式な呼び名のようです。

輪くぐりには、正月から半年間の罪汚れを祓い、残り半年間の無病息災、延命長寿を祈願するという意味があります。